人間は羽を求めます。 鳥のように、明日の朝に羽ばたくために。 なんで羽がいるんでしょう。 貴方たちは、立派な二本の足を持っているじゃないですか。 地面と絶えず触れ合ってるじゃないですか。 何が不満なのですか。 羽がなくても歩けます。 道がなくても…

誰とも深い関係にはならない。 心無い言葉だらけのバリケード作って。 自ら心に鍵を掛けて、 要らない情はシャットダウン。 望んでなんかない、 心に踏み込まれる事を。 本当は恐れている、 心を踏み荒らされる事を。 人に好かれる自分を演じて、 本当の自分…

あの時、僕は、悲しみの淵にいた。 あの時、僕は、喜びの絶頂だった。 今まで、山を登ったり、 谷を降りたりして、生きてきた。 いい日もあれば、悪い日もあった。 望むべくして訪れた事もあれば、 望まないのにやって来た事もあった。 そんな繰り返しが馬鹿…

昔は誰も寿命を延ばすことなんてしてなかった。 現代は医療が発達し、 八十歳くらいまでは生きる事が当たり前のように感じられる。 中には一世紀ずっと呼吸をしてる奴もいる。 僕は、そんなに長生きしたくはないけど、 そこまで生きる事は、 勇敢だと思う。 …

笑って済むなら、それでいい。 泣いて済むなら、それもいい。 叫んで済むなら、問題ない。 それでも、それでも駄目だったら･･･ 僕らは明日へ行くとき、 何もかも捨てて行くのではない。 思い出、関係、魂、夢。 幾つもの、数多の昨日を、 鞄に詰めて、明日へ…

君と会って、付き合って、 空回って、別れて傷付く。 君が望むなら、 それでいいさ。 君の気持ちが離れてしまったのなら、 それは仕方のないことなんだ。 一緒に遊んだりもしたし、 夢に出てきたりもした。 だけど、もうそれは昔の話なんだ。 僕はまだ何もわ…