南無阿弥陀仏

一歩進んで、一歩下がる。
こんな毎日、繰り返し繰り返し。
ずさんな神様が、僕の人生にワンリピートかけ続けてる。
こうやって毎日毎日、絆創膏の貼れないところに傷つけて。
自分の心に手が届かない。見えない。
パイ生地みたいに幾層も重ねられていた希望が、
誰かに少しずつ、サクサク食べられて、
今、確かに底を感じている。
食べたのは誰だ。僕だ。
この体は定期的に希望を摂取しないといけないらしい。
もはや体は機械、でも心だけが温もりをもつ。
厄介だ。